初診時に、「他の整体で 片側の骨盤が上がっていると言われた」
「片方の足が短いねと言われた」 等と いう話を よく聞きます。
緊張する事で
骨盤を引き上げて、その側の脚が短く見える現象
の原因となる筋肉の一つとして、
腰方形筋が挙げられます。
腰方形筋は腸骨から 腰椎と一番下の肋骨-第12肋骨を繋がる筋肉で、
腰椎と腸骨を結ぶ筋肉の一つです。
腰方形筋は、その拮抗筋である
大腰筋と共に
腰椎の安定化に働くインナーマッスルです。
この筋肉の左右の緊張バランスが崩れ、片側が緊張すると、
緊張側の腸骨が引き上げられ骨盤が傾きます。
緊張側の腸骨稜上部の辺りに 痛みが発生する事が多いです。
腰方形筋が緊張すると寝返り・車の乗り降り等の体を捻る動作がやり辛くなり、
緊張側-即ち 痛みがある側を上にして横向きで寝る事が多いです。
さらに 過度な緊張が続けば、腰椎の機能的側弯を引き起こす事もあり、
骨盤が横に張り出した様な 立ち方になります。
この様な、左右の安定性のバランスは勿論、腰方形筋は腰椎の前弯・後弯の
バランスにも関与し、この筋が
過緊張するタイプの方では、腰椎の前弯が消失し、脊柱後弯となります。
大腰筋が過緊張すると、腰椎が過伸展して脊柱過剰前弯による反り腰になる
事の 反対の現象です。
腰方形筋の左右のアンバランスは、
仙骨の歪みに関わります。
腰方形筋による腰痛が、筋の付着部である腸骨稜上部や下部肋骨辺りの他、
腰方形筋緊張側の仙骨辺縁辺りにも併発する事が多い
事からも、関係がある事が解ります。
従って、
腰方形筋の調整によって仙骨の歪みを調整する事ができ、
仙骨の歪みの調整により、腰方形筋と腰方形筋起因の歪みの調整ができるのです。
とくに、慢性の腰痛の施術では、
仙骨の歪みの調整は重要となります。
『バランス整体』では、
腰方形筋、大腰筋を歪みのタイプ・症状と照合して調整
し、
仙骨を調整する施術を行います。
仙骨は、
背骨を支える土台であり、骨盤の中心に位置する
為、体のバランスを整えるうえで最も重要な骨と言われます。
しかも、
仙骨には筋肉が付着していない為、他の骨の様に 付着する
筋肉のバランスを調整する事による矯正法が使えません。
仙骨と相関関係にある筋肉や椎骨を整える事により仙骨を調整していく事ができる訳です。
当院での
<バランス整体>は、
健康保険の対象外となります。
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