仕事や家事等、日常生活において
〝中腰動作〟を強いられる事は多く、
加えて ディスクワークやパソコン操作 等 背中を丸めて 椅子に坐る
時間も長くなっています。
この体勢により
椎間板は伸張による大きな負荷が掛り、腰痛の原因となります。
前屈みや背中を丸めた体勢は、
椎間板の前方に圧迫を与えると共に、
後部が伸張されて〝テコの原理〟で椎間の距離が開き関節が開きます。
そうすると 椎間板に緊張を与えると共に、後方に掛る 伸展力により、
脊柱の後方を覆う筋群や靭帯が強く収縮し 椎間板の後方への圧力を制限します。
この過緊張した筋肉を緩める目的で
前屈動作により
背部を伸ばすストレッチや柔軟運動を行う方がおられますが、
これは
とても危険な方法であり、
これにより、腰痛が酷くなったり ぎっくり腰を起こされて 来院される場合も
少なくないのです。
体幹を
前屈するエクササイズは、椎間板の後方への伸展力を増強し、
棘上靭帯・棘間靭帯 等の 椎骨を繋ぐ靭帯が緊張し、さらに、
脊柱後側の筋群も前屈にて掛る緊張に対抗する為に 反って緊張を起こします。
即ち、
背筋を緩めるつもりが、反って緊張を起こし、腰痛をひき起こすのです。
この状態で 前屈体勢のまま 重い荷物を持ち上げる等の負荷が加わると、
後縦靭帯まで 過緊張状態に陥り、脊髄の髄液を溢れさせ
浮腫による急性腰痛や
坐骨神経痛を起こす と言われます。
仙骨が後傾し爪先に重心が掛る
脊柱後弯タイプでは、前屈しなくても
腰椎が後方に凸しており
絶えず椎間板後方への伸展力が掛っている為、
特に注意が必要です。
仙骨前傾で踵に重心が掛る
脊柱過剰前弯タイプでも、過剰前弯により
腰椎5番が前方に辷り傾向を見せるのは
立位においてです。
これは、骨盤を前傾させる 骨盤・股関節・大腿に付着する筋肉の影響が
立位で出易い為で、坐位においては、胸椎の後弯の要素が
現れる為、腰椎も後方への伸展力が働きます。
中腰での作業、椅坐位でのディスクワークを行う時は、長時間行わず、
休憩して
背中を伸ばし、椎間板に掛る負担を減らすストレッチを行う
のが良いです。
但し、背中が弧の様に丸い
脊柱後弯タイプの方は踵に重心が移動するストレッチ
猫背―反り腰の
腰椎過剰前弯タイプの方は、爪先に重心が移動するストレッチ
をしなければいけません。
この方法につきましては、私が
〈バランスストレッチ〉として考案中なので、
またの機会に 御紹介させて頂く予定です。
『歪みのタイプ別 バランスストレッチ』 の記事 参照
https://ma-35.blog.ss-blog.jp/2012-09-26 【10/22のブログ】を御一読頂けましたら幸いです
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