ダイエットを目的として 「ジョギングを始めたら 膝が痛くなった」
と言われて 来院される方が増えています。
中には、脚を引きずって施術室に入って来られる方もおられます。
問診によると、最初はウォーキングをしていたところ、なかなか痩せないので、
「走り出したところ、膝に痛みを感じだした」 との事です。
「走るのは、いかにも痩せそうな気がするけど、地道にウォーキングを続けた方が良いよ」
と アド
バイスして、
足腰に負担の掛らないウォーキング法を伝えたところ
先日来院された時には、
「腰痛予防で巻いている
骨盤ベルトが合わなくなったので、新調したい」
と 言われる程になり、
以前は
腹囲130㎝越えの為特注しないといけなかったのが、
既成の
LLでピッタリとなっていてビックリしました。
ウォーキングやジョギング中、足部が接地している時に、
地面から足部に掛る垂直方向の力〔床反力〕は、
歩行時が体重の1.2倍なのに対し、走行時には体重の3倍になると言われています。
この床反力が、膝や足を傷める原因の一つで、コン
クリートや
アスファルト等の
硬い地面を走行すると、さらに、その力は増し、
体重が多い程 負担は増大するのです。
私が、「健康やリハビリの為 ウォーキングをしたい」との相談を受けた時に、
必ず、芝生や堤防、土の上等 地面からの反発が少ない場所を歩く様に
お勧めするのはその為です。
又、シューズも、地面からの反力を吸収し易い靴底 又は インソールの使用
もお勧めしております。
歩行・走行時には、踵接地後は
足部外反・下腿内旋・膝関節外反→足尖離地時に足部内反・下腿外旋・膝関節内反
の回旋が起こるのですが、これに伴う
距骨下関節の角度変化は、
走行時が歩行時の2倍以上になるそうです。
この時、身体の歪みのタイプにより、掛かる負担が変わってきます。
特に、
O脚の場合は
膝伸展時に膝関節の内側に圧力が集中し、軟骨を傷め易く、
外側は膝屈曲時に伸張力が働く為 腸脛靭帯の痛みが発生し易くなります。
又、骨盤が広がると、
接地後の外反がきつくなり踵が内に倒れ込み
足部に負担が掛かります。
仙骨後傾の脊柱後弯タイプは着地時に膝の前側に体重が掛かる為、
膝蓋靭帯・膝蓋支帯を傷め易くなります。
歩行よりも走行の方が、大腿四頭筋〔伸筋〕が働く割合が大きく、膝の伸筋群の負担を
増長します。
この様に、ジョギングは、膝や足に掛る負担は大きく、
ダイエット目的で行うのは避けた法が良い様です。
又、ダイエット等は、
速筋よりも遅筋を使った負荷が軽く持続的に行う運動が適応となります。
速筋が糖質をエネルギー源とするのに対して、遅筋は脂質をエネルギー源にする
と言う観点からも、脂肪を燃焼させる為にも、柔らかい所を踏みしめる様にゆっくり歩く
ウォーキングの方がお勧めです。
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